<Header>
<Author: 白居易>
<Title: 買花>
<Format: 五言古詩>
<Year: 2000>
<BookName: 校注唐詩解釈辞典>
<Translator: 松浦友久>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 花（はな）を買（か）ふ>
<BookPage: 542-548>
<UsedPage: 7>
<Feature: 1, 2, 4>
<End Header>
<Poem>
帝城春欲暮，喧喧車馬度。
共道牡丹時，相隨買花去。
貴賤無常價，酬值看花數。
灼灼百朵紅，戔戔五束素。
上張幄幕庇，旁織籬笆護。
水灑復泥封，移來色如故。
家家習為俗，人人迷不悟。
有一田舍翁，偶來買花處。
低頭獨長嘆，此嘆無人諭。
一叢深色花，十戶中人賦。
<End Poem>
<Translation>
都、長安の春が過ぎゆこうとするころ、ガラガラと騒々しく馬車が行きら。人々はだれかれとなくロ々に「牡丹の時節だ」と言い、そろいもそろって花を買いにいく。
高いも安いも、牡丹には定価などなく、値だんは花の数によって決められる。燃えるように美しい百もの紅い花をつけた牡丹もあれば、こまごまと一枝に五つの白い花を咲かせている牡丹もある。花の上には日よけの幕を張りつめ、周りには竹の垣根をめぐらして大切に守る。水をそそぎ土を盛って世話をし、移し植えた牡丹の色は以前のままで少しも変らない。
都の家々ではこれが習わしとなってしまい、人々は流行に心奪わ れて迷いから覚めずにいる。さて一人の田舎のじいさんが、偶然にも人々が花を買いあさっている所へ通りかかり、うな垂れて一人深くため息をついた。ため息をついたわけを理解する人は誰もいない。$なんと$このひとかたまりの色濃い牡丹の値段は、中流階級、十軒分もの税金に相当するのだ、と。
<End Translation>
<Formatted Translation>
都、長安の春が過ぎゆこうとするころ、
ガラガラと騒々しく馬車が行きら。
人々はだれかれとなくロ々に「牡丹の時節だ」と言い、
そろいもそろって花を買いにいく。
高いも安いも、牡丹には定価などなく、
値だんは花の数によって決められる。
燃えるように美しい百もの紅い花をつけた牡丹もあれば、
こまごまと一枝に五つの白い花を咲かせている牡丹もある。
花の上には日よけの幕を張りつめ、
周りには竹の垣根をめぐらして大切に守る。
水をそそぎ土を盛って世話をし、
移し植えた牡丹の色は以前のままで少しも変らない。
都の家々ではこれが習わしとなってしまい、
人々は流行に心奪わ れて迷いから覚めずにいる。
さて一人の田舎のじいさんが、
偶然にも人々が花を買いあさっている所へ通りかかり、
うな垂れて一人深くため息をついた。
ため息をついたわけを理解する人は誰もいない。
$なんと$このひとかたまりの色濃い牡丹の値段は、
中流階級、十軒分もの税金に相当するのだ、と。
<End Formatted Translation>